小さな子供たちに挨拶をしてきた。ちびっ子たちを見るのはとても久しぶり。3ヶ月であれだけおっきくなってしまったことにビックリ。でも、ちびっ子はちびっ子のまま育っていることにとても安心した。大きな子供が挨拶しにきた。高校生であれだけの考えをもってフランスに来ているなんてすごい。感動する。
思えばボクが高校の頃は国際貢献のコの字も考えたことなかったもんな。クラスでエイズについてむりやり考えさせられて、みんなで出した結論が、一島隔離論。もうめちゃくちゃな会議だった。そんなんでも、なんだかボクの作文がすばらしいみたいなことになって修学旅行の時に担任から公開パネルディスカッションやってくれとか言われて、嫌々やった覚えがある。なんだかセリフとかいろいろ用意してマイク使ってペラペラ話したのは覚えているけど、なにについてのディスカッションだったかなんてスッカリ忘れてしまった。
家族会議ができる家族がいいね。きっとそういう家庭が子供を伸ばす。セレブの法則ってのがあるらしいけれども、その法則の中の一つにこの家族会議を開くというのが要素として含まれているのだし、これからの日本人家族はぜひとも食卓を囲んで、テレビを消して、親と子供で対話をしていくべきなのだろう。
家族の垣根を飛び越して、親戚会議を開いてもいいじゃない。盛り上がればいいんだと思うよ。盛り上がって、そして少し間をおいて、考えて。そうして一人の人間が出来上がっていくんでしょう。家ができることってたくさんある。そう感じる。
壊されては建て直し、直しては壊され。こういった逆境にめげずに戦ってきた日本人はドーザーによく似ている。そう、フラグルロックのドーザー。フラグルのキャラクターの中では奴らが一番好きだった。あれ日本人の象徴として描かれていたのかな。自分たちの作ったものがあっという間にフラグルたちに食べられてしまっても、一切文句を言おうとしていなかったもんな。あれがフランス人気質のドーザーだったりしたら、もう大変。あのフラグルの洞窟には血で血を洗う戦いが始まってしまうのでしょう。
子供の頃あのドーザーたちが作った建物を食べたくてしょうがなかった。どうやらあの建物の原料はあの恐ろしい巨人ゴーグの庭で作られているカブだということ。砂糖大根みたいなのかな。おいしそう!