スウェーデンの冬の太陽はずっと低くって、日の出から日の入りまでの間ずっと、ちょうど夕方のような感じの斜陽が家に入り込んでくる。こういう光を写真でそのまんまにとりたいときには、フラッシュは使えません。だから最近は常にfoliageモード。とてもきれいにとれるよ。
さて、写真の中に移っている本棚の中には相当古い書籍が並んでいる。一番古いもので1705年のを確認できた。もしかしたらもっと古いのも眠っているのかもしれない。日本では、1800年代後半のもので超感動していたのに、その約200年前のものがこう身近にあるというのは、なんともタイムスリップをした気分になる。
今はクリスマスプレゼントを手に入れるために奔走しているスウェーデン人が多くて、ボクもその一人としてあちこち行くのだけれど、こうモノが少なすぎると、明らかに誰もが目にしたようなものを買うはめになってしまう。だから、人の目につかないような場所にある物品を探す訳だけども、そうするとやたらに値が張ってしまったりするので困っています。
でも、よく考えてみると、モノが少ないから、そのものを大事にする訳で、それが何百年も残っていくのだなあということに気がつく。それが、ボクら80年代に小学生をやってきた心の豊かさを育む基本であるのだなと、ヨーロッパではつくづく感じる事が多いのです。
クリスマスまであと?日。今年もボクはスウェーデンにいます。
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